ヒラメ筋

下腿のまっちゅる

ひらめきは永遠に。無類のタフネスヒラメ筋

表層の腓腹筋にほとんど覆われていて、腓腹筋とともに下腿三頭筋を形成する単関節筋。遅筋型まっちゅる。腓腹筋とともにアキレス腱を形成する。

ヒラメ筋は腓腹筋よりも足関節底屈に貢献する筋肉で、とても強い筋肉。
長時間の立ち仕事や、競歩、マラソン等には非常に重要な筋肉になる。

遅筋繊維が優位な抗重力筋で姿勢維持にも働く。

宇宙飛行士が無重力空間にて機能低下が進む筋肉のひとつである。
膝関節屈曲位ではヒラメ筋が足関節底屈に大きく作用するのに対して、膝関節伸展位では腓腹筋が大きく底屈に作用する。

存在エリア

腓骨頭・腓骨頚の後面 ~踵骨隆起
ヒラメ筋線(脛骨後方)            ~踵骨隆起
ヒラメ筋線と腓骨頭を結ぶ腱弓(ヒラメ筋腱弓) ~踵骨隆起

※腓腹筋と合流してアキレス腱を形成する。

支配神経

脛骨神経(S1,S2)

働き

姿勢保持、下腿の固定

足関節の底屈

育て方(鍛え方)

カーフレイズ

・膝関節屈曲位でヒラメ筋を、膝関節伸展位で腓腹筋を育てる。

周囲との関係性

腓腹筋は2関節筋、ヒラメ筋は単関節筋

腓腹筋は速筋、ヒラメ筋は遅筋

腓腹筋と合流してアキレス腱を形成する。停止は腓腹筋とともに踵骨隆起。

腓腹筋は急激な動きに対応できるのに対して、ヒラメ筋は急激な動きには即時に対応することはできない。しかしヒラメ筋は、立ち姿勢を維持するなど下腿を固定する役割を果たしている。

遅筋群の割合が多いため、腓腹筋に比べて疲れにくい筋だが、長距離走などの練習を長時間行ったりすると、腓腹筋と同様に疲れが溜まる。

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